丸善に檸檬

置くよ

3/17・3/18 もろもろ

 昨日と今日の読書。昨日は予約していたと思っていたキャリアセンターの相談が実は予約してなかったという事実に気づいたので、狐に化かされた気持ちのまま朝から学内の図書館へ。特にこれを読むという強い気概は無かったのだけど、たまたま倉橋由美子の『大人のための残酷童話』が目に入ったのでそれを読む。説明会のあとの昼休みも図書館の最上階で陽射しを浴びながら、残りを読む。あたたかいというかもはやあつい。それからまた説明会へ。結果計一時間半くらいかけて読了。全部短編だったのですんなりと読めた。人魚でも半魚人だったり、お姫様でもブスだったりするだけで途端にうまくいかない物語の数々は現実味に溢れていてとても面白い。帰りに、家から持ってきた嶽本野ばらの『シシリエンヌ』も半分くらい読む。こちらは再読。嶽本野ばらさんは中学二年生くらいの頃すごく感性が素敵だと思っていた友人からおすすめしてもらった作家の一人で、今も好きだけど、でもこのくらいの初期から中期の作品が好きかな。野ばらさんの本は女の子がみんな可愛い。特にシシリエンヌに出てくるのはYohji Yamamotoの服を着こなすパリ帰りのコケティッシュなお姉さんで、髪はボブで、とってもかっこよくてかわいいんだー! これが! しかしこの本は純愛のカテゴリーながらもドエロイので、いつも隠れてこっそりと読んでいる。残りを今日か明日に読み終えたい。

 その後帰宅爆睡し、今日に。今日はお昼、地元の図書館に行って鈴木いづみコレクションを主に借りてくる。一ヶ月ぐらい前に鈴木いづみの本を初めて買って、読んで、受けた衝撃がまだ脳に残っている。どこか冷めた文体の中にある情熱、言葉の美しさにまだびっくりしている。「ある日、われにかえると、わたしは二十九歳になっていた」上手く言えないけれど、言葉の全てがかっこいい。今日借りた本のタイトルも『いつだってティータイム』『ぜったい退屈』『愛するあなた』『残酷メルヘン』難しい言葉は何一つないけれど、全てがかっこいい。また読んだらここに書くと思います。

 あ、それとそこでHanakoも読んできました。吉祥寺特集。飲んべえなので途端にハモニカ横丁に行きたくなりました。最近の図書館はいろんな雑誌も読めてすごいな…。